ThinkPad Xシリーズの無線LANアダプタがWindowsから見えなくなることがある。
ThinkPad Xシリーズを数台持っているのだけれど、無線LANアダプタがWindowsから認識されなくなる現象に何度も悩まされている。
原因のうちいくつかはわかっている。自宅に無線LAN環境がなかったころ、BIOSで無線LANを無効にしてしまっていたのだが、BIOSにはNetworkでの設定以外にもう一つ、Securityメニューの中にも無線LANを無効にする設定があり、これも無効にしていた。自宅が無線LAN環境になったとき、このSecurityメニューの設定を戻し忘れて復活しなかった。また、無線LAN有効/無効を切り替えるハードウェアスイッチを無効にしたままOSのリカバリ(再インストール)を行い、ドライバがインストールされないために認識されなくなっていたこともあった。など。
しかし、これら無線LANの設定を全て有効にしていても、たまにWindowsから無線LANが電源OFFでデバイスが存在しないように見えるようになることがある。こうなるとドライバ再インストールしようがAccess Connection再インストールしようが無線LANアダプタが認識されなくなるため、Windowsの再インストールを行うハメになる。この現象はWindows7/XP関係なく発生する。
いったいナニが起きているんだろう。。。
MacBookとWindows7 ノートPCの比較
MacBook Air 11インチモデルとThinkPad X100eで使い勝手を比較してみる。
[MacBook Airが優れている点]
- 軽い、薄いので持ち運びし易い。
- サスペンド状態からの復帰が速い。iPadやAndroidタブレットよりは遅いが、Windowsよりはかなり速い。フタを開けてから作業に入るまでの時間が短いということ。
- サスペンド状態でほとんど電力を消費しない。← 私には以外と重要
- (Core i7 1.8GHzモデルなのでと思うが、体感上明らかに)速い。ちなみにThinkPad X100eもTurion Neo x2 L625なので、AMDの軽量PC向けとしては、購入当時最上級モデルだったのだが…。
- Mac OS X Lionでのトラックパッドは、予想していたより相当使いやすかった。iPhone/iPadのようなマルチタッチ処理ができる!しかも指が触れた結果としての誤作動がほとんどない。
[ThinkPad X100eが優れている点]
- (完全に個人的な意見として、)トラックポイントがついている。私はThinkPadがIBM製だった時代からトラックポイント大好き人間なのだ。
- 電池を複数持ち歩くことが可能。電池をThinkPadに装着せずとも充電できる充電器がLenovo純正で売ってある。現在購入し、到着待ち中。MacBook Airは電池を取り外すこともできず、特殊なコネクタを使用しているので外付けバッテリを利用することもできない。ACアダプタが使えないところでは、内蔵されたバッテリのみしか頼ることができない。
- Windowsの強みで、Mac OS Xではどうしてもできないことができる。MacでもVMware Fusionを導入しているので純粋なアプリケーションは動かすことができるが、外付けハードウェアだと厳しいこともある。とはいえ、私が普段使うアプリ、Firefox、Thunderbird、Skype、Dropbox、EvernoteなどはMac OS Xでもネイティブで動作する。
現実的に持ち歩こうとすると、電池が複数個一緒に持ち歩ける点でThinkPad X100eの方が無難なマシンということになるのだろうか。
ちなみに現在、あまりPC/Macを持ち歩くことはなく、自宅でのメインクライアントとしてはほとんどMacBook Airを使うスタイルになってきている。
Lifetouch NOTEのフォント変更 (なみせんなどが□にならないようにするため)
Lifetouch NOTEは、システムフォントに文字が存在しないため、なみせん(〜)などが□として表示されてしまう。フォントを変更することで、この対策をする。
- Lifetouch NOTEをroot(管理者)権限に変更してフォント変更を行う。このためにWindows PCにandroid開発ツールをインストールして作業を行う必要があり、かなりの手間である。(開発ツールに加え、SuperOneClickというソフトを利用する。)
- Lifetouch NOTEをUSBケーブルでPCにつなぐ必要があるが、作業を行いたいデバッガ用のドライバがNECから提供されていない。手作業でドライバ情報を編集して、PCがLifetouch NOTEを認識できるようにする。
- 通常書き込めない領域を一時的に書き込み可能にして作業する。作業を間違えると、フォントが見えなくなるとか、システムが動かなくなるような事態が発生するかもしれない、非常に危険な作業。注意して行う必要がある。恐らく保証も効かなくなる。これを行うなら、自己責任で。
● Lifetouch NOTEをrootにする。
・Windows PCにandroidアプリ開発環境をインストールする。
JDKのインストール。ここからJava SE Developmentの最新版をダウンロードする。Oracleアカウントを持っていなければ、作る必要がある(無料)。サインインしたらexeファイルがダウンロードされる。これを実行してインストールする。ダウンロードしたファイルを実行して、インストールする。
android SDKのインストール。ここからandroid SDKをダウンロードし、インストールする。exe形式の方がインストールが楽。インストールが終わったら、SDK Managerを起動し、必要なツールやAPIをインストールする。Lifetouch NOTEはandroid 2.2なので、これ用のものだけインストールすればよい。Lifetouch NOTEを認識させるため、extrasの中にあるUSBドライバもインストールしておく。
全APIを入れたときの例:
eclipseのインストール。ここからeclipseの最新版をダウンロードし、展開する。適当な場所に展開したファイルを配置する。終わったら、一旦exlipseを起動して終了しておく。起動時にワークスペースを聞かれるので、設定し(デフォルトで問題ないと思う)次回からはそこを使うようにする。
eclipseにandroid SDKを組み込む。eclipseを起動し、Helpのinstall new softwareをクリック。
Work withにhttps://dl-ssl.google.com/android/eclipseを加えてプラグインをインストールする。
・Lifetouch NOTEをWindows PCに接続
Lifetouch NOTEの準備。設定メニューの開発でUSBデバッグにチェックを付けておく。そしてUSBケーブルでLifetouch NOTEとWindows PCを接続すると、デバイスマネージャにLifetouch NOTEデバイスが見えるようになる。
Lifetouch NOTEデバイスのプロパティを開き、詳細タブのハードウェアIDを確認する。VIDとPIDをチェックする。
このハードウェアIDを見ながら、
C:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver\android_winusb.inf
をエディタ(管理者権限が必要)で開き、以下のようにハードウェアIDを追加記述する。記述する場所は、32bit Windowsであれば[Google.NTx86]、64bit Windowsであれば[Google.NTamd64]のところ。
; LifeTouch NOTE
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\Vid_0409&Pid_0301
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\Vid_0409&Pid_0301&MI_01
そして上書き保存し、デバイスマネージャからドライバを更新する。ドライバの場所としては、
C:\Program Files\Android\android-sdk\extras\google\usb_driver
を指定する。これで、LIfetouch NOTEがWindows PCから認識される。
●Lifetouch NOTEでrootになる。
・WindowsにてSuperOneClickでLifetouch NOTEがroot権限とれるようにする。
SuperOneClickを、ここのFree Downloadingからダウンロードする。
60秒待ち、2つの単語を入力する
と、Download the fileというボタンが現れるので、ダウンロードする。
インストールして、起動する。rootというボタンを押して、処理が終わるのを待つ。これが終わるとLifetouch NOTE側でコンソールなどでsuの実行により、root権限がとれるようになる。
●システムフォントの変更
・フォントの取得
私はIPAフォントを使用した。ここからIPAフォントをダウンロードする。プロポーショナルでないフォント、私はゴシック体にした。IPAexフォントはプロポーショナルみたいなので、普通の?IPAフォントをダウンロードした。
・フォントの変更
このフォントをSDカードにPCからコピーする。/sdcard/ipag.ttfなど。直接Windows PCでSDカードに書き込むか、ネットワーク共有経由で書き込むか、など、方法はいろいろあるのでここでは触れない。
Lifetouch NOTE側でrootになれたら、以下の手順を実行する。(この作業には、Android上でローカルホストに接続できる端末エミュレータが必要)
$ su
# mount -o remount,rw /dev/block/mmcblk3p6 /system
# mv /system/fonts/FANUGO4_NH.TTF /system/fonts/FANUGO4_NH.org
# cp /sdcard/ipag.ttf /system/fonts/FANUGO4_NH.TTF
普段書き込みできない/systemを書き換え可能にしてフォントを変更していることに注意。ここでミスを犯すと危険!
電源を長押しして、電源オフ(シャットダウン)を行い、再び電源を入れて起動してきたら完了。
〜などを表示させて、□にならなければ成功していることになる。
VMware vSphere Hypervisor (ESXi) 4.1
4.1から?ESXiではなく、vSphere Hypervisorという名称に変更されたようだ。
これまでもThinkPad X61(Core2DuoなのでVT機能あり)やFMV-7140MG5(PentiumMなのでVTなし)にてVMware ESXi 3.xを使用したことがあったのだが、今回ShuttleのキューブPC SG31G2ベースのショップブランドBTO PCにて使い始めたので、その雑感。
PCのスペックはCore2Duo E8400 (3GHz)、チップセットはIntel G31+ICH7、4GBメモリ、160GB SATA HDD、DVDマルチドライブといったところ。
省スペースPCらしくマザーボードはShuttleオリジナル。内蔵NICのMavell 88E8056を認識しなかったため、Intel製PCI Giga NICを追加購入。
どうも、4.x?あたりからはVT機構のあるプロセッサではないとまずいようだ。VMware Workstationも確か7.1辺りからVT必須となったと思うので、時代の流れか。。。
以前のESXiとは異なり、Install CDからSATA HDDにあっさりとインストール終了。ただし、USBやPCIの仮想マシンへのパススルー機能は動作しなかった。ホストが対応していないとvSphere Clientで表示されていたので、恐らくVT-dに対応したプラットフォームが必要と思われる。
以下、なるたけ仮想マシンを高速で動かしたい人へのポイント。デフォルトで新規マシン作成より、かなり速くなると思われる。
・仮想ディスクのドライバは、PVSCSI(準仮想SCSI)ドライバを選択すること。仮想マシンWindowsXPからはIDEに見えるので気にする必要なし。これで、体感的にはかなり速くなった。
・ディスクを作成するときは、(Workstationも同様だが)最初から全領域を確保する。そして、スナップショットをあきらめるなら独立型の通常ディスクにする。
・仮想NICは、VMXNET3にする。
最初に、全てデフォルトでWindows XP仮想マシンを作成した後に上記に気づき、再インストールしたところ、かなりいい感じになった。
また、仮想マシンがWindows XP Professionalなら、リモートデスクトップで接続した方が、vSphere Clientのコンソールよりは若干高速と思われる。感覚的な問題であるが。。。
私のマシンではUSBパススルーが使えなかったので、外付けUSBデバイスをりようするためデバイスサーバ(corega CG-NUH04G)を使ってみた。
プリンタやWalkman、外付けUSB HDD、Felicaカードリーダなどを接続して利用してみた。残念ながら、Linux Zaurus SL-3100は接続できず、Zaurusハードウェアを認識する直前辺りで仮想マシンのWindowsごと吹っ飛んでリセットがかかる現象が発生した。あきらめて、Zaurusは物理マシン上で直接USB接続したOutlookとの同期に戻すことにした。