VMware vSphere Hypervisor (ESXi) 4.1
4.1から?ESXiではなく、vSphere Hypervisorという名称に変更されたようだ。
これまでもThinkPad X61(Core2DuoなのでVT機能あり)やFMV-7140MG5(PentiumMなのでVTなし)にてVMware ESXi 3.xを使用したことがあったのだが、今回ShuttleのキューブPC SG31G2ベースのショップブランドBTO PCにて使い始めたので、その雑感。
PCのスペックはCore2Duo E8400 (3GHz)、チップセットはIntel G31+ICH7、4GBメモリ、160GB SATA HDD、DVDマルチドライブといったところ。
省スペースPCらしくマザーボードはShuttleオリジナル。内蔵NICのMavell 88E8056を認識しなかったため、Intel製PCI Giga NICを追加購入。
どうも、4.x?あたりからはVT機構のあるプロセッサではないとまずいようだ。VMware Workstationも確か7.1辺りからVT必須となったと思うので、時代の流れか。。。
以前のESXiとは異なり、Install CDからSATA HDDにあっさりとインストール終了。ただし、USBやPCIの仮想マシンへのパススルー機能は動作しなかった。ホストが対応していないとvSphere Clientで表示されていたので、恐らくVT-dに対応したプラットフォームが必要と思われる。
以下、なるたけ仮想マシンを高速で動かしたい人へのポイント。デフォルトで新規マシン作成より、かなり速くなると思われる。
・仮想ディスクのドライバは、PVSCSI(準仮想SCSI)ドライバを選択すること。仮想マシンWindowsXPからはIDEに見えるので気にする必要なし。これで、体感的にはかなり速くなった。
・ディスクを作成するときは、(Workstationも同様だが)最初から全領域を確保する。そして、スナップショットをあきらめるなら独立型の通常ディスクにする。
・仮想NICは、VMXNET3にする。
最初に、全てデフォルトでWindows XP仮想マシンを作成した後に上記に気づき、再インストールしたところ、かなりいい感じになった。
また、仮想マシンがWindows XP Professionalなら、リモートデスクトップで接続した方が、vSphere Clientのコンソールよりは若干高速と思われる。感覚的な問題であるが。。。
私のマシンではUSBパススルーが使えなかったので、外付けUSBデバイスをりようするためデバイスサーバ(corega CG-NUH04G)を使ってみた。
プリンタやWalkman、外付けUSB HDD、Felicaカードリーダなどを接続して利用してみた。残念ながら、Linux Zaurus SL-3100は接続できず、Zaurusハードウェアを認識する直前辺りで仮想マシンのWindowsごと吹っ飛んでリセットがかかる現象が発生した。あきらめて、Zaurusは物理マシン上で直接USB接続したOutlookとの同期に戻すことにした。