VirtualBoxの仮想マシンを別フォルダに移動する。(Macで行ったが他のOSでも大差ないと思われる)
1. はじめに
以前、MacBook Air 13-inchのSSDが圧迫したため、TranscendのSDXCカードを購入し、こちらにVirtualBoxの仮想マシンを移動したことがある。
この時は、いくつかのサイトを参照させてもらったが、特に以下の記事を参考にさせてもらった。
VirtualBoxが仮想マシンの仮想ディスクなどを格納するフォルダの変更方法
移動後仮想マシンを使ってみると、ディスクアクセスがかなり遅くなり、実質使うのがためらわれるようになった。それで、SSDに戻すことにした。
今回はVirtualBoxのマニュアルを参照し、正式と思われる手順でフォルダ移動を行ったので、これを書いておくことにする。
参考にしたのは、VirtualBoxのオリジナルマニュアル
である。
2. VirtualBoxの仮想マシンをクローンする
2.1 事前準備 - オリジナル仮想マシンの名前の変更
クローンした後の仮想マシンの名前を、オリジナルのものと同じにしたい。ところが、クローン機能では別の名前にクローンするようだ。このため、まずオリジナル仮想マシンの名前を変更しておくことにした。
クローンするマシンの設定で変更を行う。クローンするマシンを(念のため)電源オフしておく。メイン画面左下で、変更するマシンを選択する。
VirtualBoxのメニュー
[仮想マシン] → [設定]をクリックして、設定ダイアログを表示させる。
[一般]タブの[基本]に名前があるので、これを変更する。
例: WindowsVM -> WindowsVM.org
[OK]でマシン名の変更を保存する。終わったら、念のためVirtualBoxを終了しておく。
2.2 仮想マシンのクローン
前回は、Macintosh HDの/vmフォルダからSDXCというボリュームのvmフォルダに仮想マシンを移動した。この逆を行う。
ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行する。
$ cd /Volumes/SDXC/vm ← SDXCのボリューム、仮想マシンがあるフォルダ
$ VBoxManage clonevm WindowsVM.org --name WindowsVM --basefolder /vm
↑クローン元 ↑クローン先 ↑クローン先フォルダ名
0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
Machine has been successfully cloned as "WindowsVM"$
そして、VirtualBoxを起動し、クローンしたマシンを開く。
[仮想マシン] → [追加]
で、新しくクローンされたマシンを開く。
起動すると、特に問題なく動き始めた。