Solaris10 10/09のsambaサービス

Solaris10 10/09には、ZFSのsharesmb、つまりカーネルレベルのCIFS共有機能と、通常のsambaが入っている。
ZFSのCIFSについては、いろいろと調べて設定する必要があるので、今回はとりあえず通常のsambaを使った。

ZFSによるファイルシステムの作成

sharesmbは使わないけれど、システムボリュームをせっかくZFSにしているので、共有用のファイルシステムを作成

/etc/sfw/smb.conf-exampleに例があるので、これを基にsmb.confを作成する。
行ったのは、charsetの追加、WINSサポートの追加、共有ディレクトリの設定くらい。ユーザfooからしかアクセスできないようにしているのは、うちにあるWindowsマシンが全て同じユーザfooとパスワードを使用しているから。

[global]

dos charset = CP932
unix charset = UTF-8
display charset = UTF-8

:

# Windows Internet Name Serving Support Section:
# WINS Support - Tells the NMBD component of Samba to enable it's WINS Server
wins support = yes

:

[share]
path = /share
valid users = foo
browseable = yes
public = no
writable = yes
create mask = 0755
directory mask = 0755

これを/etc/sfw/smb.confに保存し、svcadm enable sambaを実行。ところが、なぜかWindosからホスト名によるアクセス\\hoge\shareができない。直接IPアドレスを指定して\\192.168.0.x\shareだとアクセスできる。

調べてみたところ、nmbdが動作していない。sambaサービスのmanifest、/var/svc/manifest/samba.xmlを覗いて見たら、nmbdを起動していない(sambaサービスはmethodを使用していない)。

さらに調べたところ、winsサービスというものがあり、これをenableにすることでホスト名でアクセスできるようになった。

# svcadm enable samba
# svcadm enable wins