Debian、CentOSのサポート期間について(環境を塩漬けにしたい場合)

 ずっとDebianだったのだけれど、できれば長い期間マイナーアップデートくらいでOS環境を塩漬けにしたい要件があり、10年間サポートされる、というCentOSを使ってみた。*1

 

10年間サポートというのは魅力的だと思った。CentOS7なら2024年まで。

なのだけれど、、、

 

例えば先日出た7.1のように、マイナーバージョンが上がると、最新マイナーバージョンしかセキュリティアップデートが出されなくなる。ところが。

マイナーバージョンアップで、パッケージがアップグレードされ、アップグレード手順をふまずにアップグレードしたら、設定ファイルが初期化されてしまっていた。。。

それと、パッケージのバージョンレベルもアップするということは、上で動いている環境はアップグレード時に再度テストが必要になると思われる。

 

CentOS7から7.1が出る間での期間が、およそ一年。

これだと、私の感覚では実質的に再度テストせずにそのOS環境を使えるのが1年程度となり、Debianに比べると短くなってしまう。

 

Debianは、最近ではおよそ2年に一度のリリース。それと、最新版はDebian7(wheezy)だけれどもDebian6(squeeze)から?LTSが始まり、これなら初期リリースから5年間サポートされる。aptリポジトリ登録する必要があるとか、全てのパッケージがサポートされるわけではないというのは注意する必要があるけれど、Debianではマイナーリリースアップ(現在は7.8)の時に各パッケージのバージョンが上がるわけではなく、通常のセキュリティアップデートと同様のアップデートを行うだけで良い。リグレッションテストにさほど気を遣う必要がないと思われる。*2

 

というわけで、Debianに戻ってしまった。

 

ちなみにUbuntuも現時点ではLTSサポート5年間だけれど、イメージ的にはアップストリームパッケージよりもCanonical主導が強すぎるのとサーバのイメージがあまりないので使っていない。。。

*1:私はずっとDebianだったので、多少観点は偏っているかも

*2:なお、Debianだとmain、CentOSだとCoreのパッケージグループ以外はサポートされるという考え方の外にあるので、注意