Solaris on Virtualbox4.2とUSBキーボード

Debian7.1 wheezy 32bitデスクトップマシンThinkCentreにVirtualbox4.2をインストール(apt-getを使わず、www.virtualbox.orgからダウンロードしたdebパッケージ)したときの話。

このマシンはThinkPadトラックポイント付きUSBキーボードを使用していたのだが、Solarisをインストールしようとしたら、ゲストのSolarisでキーボードを認識しない。インストールしようとしたのは、Solaris10。DVDのisoイメージからインストールしようとしたら、ホストLinuxが32bit、Virtualboxも32bitなので自動的に32bitカーネルがインストールされる模様。なお、Solaris11は64bitカーネルしかないため、インストールできなかった。

ちなみにVMware Playerでは何の問題もなく認識していた。

仮想マシンの設定で、USBデバイスに最初からThinkPadキーボードを追加しておいたところ、きちんと認識する。

んが。

この仮想マシンを起動した瞬間から、USBキーボードが仮想マシンSolarisに乗っ取られ、ホストでのキー操作、トラックポイント操作ができなくなる。Solarisのインストール完了まで、仮想マシン内の操作しか行えない。(この現象は、別のホストWindows7デスクトップマシンにLinuxゲストをインストールしようとしたときにも発生した。このときは、Bluetooth-USBドングル経由でBluetoothキーボード・マウスをデスクトップマシンに接続していたため、Bluetoothキーボード・マウスともにSolarisでも認識できず、とっても、とっても、辛い状態となった。)

さて、私はホストDebianにスクリーンセーバーを設定していたのだが、インストール途中にスクリーンセーバーが起動し、これが終了できず、仮想マシンSolarisの画面が見えないため作業が行えなくなり、強制電源終了を行うことになった。注意して欲しい。

(ちなみに、ホストOSを強制電源OFFしても、ホストOSのWindows7やDebian7、また、仮想マシンの状態が、二度と起動できなくな るような現象は起きていない。VMware Workstationの古いバージョンを使っていた頃は、ホストOSが死ぬとゲストが二度と起動できなくなり、再インストールするはめに陥っていたの で、この点は最近のホストOSや仮想化ソフトは良くできていると思う。)

途中でホスト電源OFFを行ったせいか、インストール後の再起動で再びCDイメージのインストーラが起動。仮想マシンを強制電源OFFし、設定でCDを取り外して、再度電源ON。

ゲスト動作中、キーボードやマウスがホストに戻せないため、GuestAdditionsがインストールできない。ゲストをシャットダウンし、/usr/share/virtualbox/VBoxGestAdditions.isoをCDに接続して再度ゲストの電源ON。その前に念のため、設定のシステム、起動順序でCDから起動しないようチェックをはずしておく。

Solaris10ゲスト、起動。

GRUB表示中はキーボード入力ができない。(^_^;;;

コンソール画面でrootでログインし、pkgadd -d /cdrom/vboxadd*/VBox*.pkgでGuestAdditionsのSolarisパッケージをインストールする。

Solaris再起動。

ぬわんと、GuestAdditionsを入れたら、GDM画面でもキーボード、トラックポイントが反応しない!

当然?、ホストでもキーボード、トラックポイントを認識していない。

ホストを強制電源断し、再起動。

Virtualboxで再度Solarisを起動。あー、既にGuestAdditionsが入った状態になってる。

ホストを強制電源断し、再起動。

設定でUSB ThinkPadキーボードを削除し、再度Solaris起動。

GRUBでキーボード認識。よしよし。

GDM起動しても、ちゃんとUSB ThinkPadキーボード、トラックポイントともに認識。

やっとまともに使えるようになった。