SATAディスクをVMware物理ディスク/パーティションにすると、WindowsとLinuxのマルチブートでVMを共用できない。

VMware Workstation/Playerでは、ホストOSの物理ディスクやパーティションをゲスト仮想マシンのディスクとして利用できる。

この機能を利用して、Windows XPホストとLinuxホストのデュアルブート環境で物理ディスク/パーティションをゲストLinuxのディスクとして利用することで、仮想マシンを共用することを試みた。
これを、SATAディスクのマシンで試してみたところ、うまくいかなかった。

原因は、、、
LinuxVMware Workstation/Playerのゲスト仮想マシン環境では、SATAディスクはSCSIディスクとして認識される。ところが、Windows XPホストにおいては、SATAディスクは仮想マシン上ではIDEディスクとして認識される。結果として、ゲスト仮想マシンであるLinuxには、Linuxホストの時はディスクがSCSI、つまり/dev/sdXXというデバイスに見えるが、Windowsホストの時はディスクがIDE、つまり/dev/hdXXというデバイスに見えてしまうのだ。このため、ゲスト仮想マシン内でディスクデバイス名が異なることになってしまい、うまく動かなかった。

試してはいないが、Windowsゲストなら、Windowsホスト、Linuxホストの場合共にSATA物理ディスクがVMware経由でIDEディスクとして見えるかもしれない。結果として、動作するかもしれない。
しかし、これは私が必要に迫られていなかったため、試しておらず、実際のところどうなるかはわからない。