Debian5 lennyへのVMware Player 2.5.2インストールについての訂正

ちょっと前の日記で記述した、Debian5 lennyへのVMware Player 2.5.2インストールについての補足/訂正。
さらに修正(22:15)
前回のVMware Playerインストールは、デスクトップ環境ではなく、コンソールからログインしてsuでスーパーユーザーになって行ったため、普通の人が使用する、デスクトップ環境でのインストールとは異なる手順となっていたので、訂正。
デスクトップ環境環境では、前回記載したexport CC=gcc-4.1がうまく動作しない。よって、VMwareカーネルドライバモジュールが作成されない。
このため、以下の手順を行う必要がある。
他にも方法はあると思われるが、私が行った方法を記述する。
まず、スーパーユーザーで、VMware Playerインストールに必要なパッケージを導入。
# dpkg -l | grep linux-image
ここで、linux-image-2.6-686などと表示されるはず。これと同じリリース番号のヘッダをインストールする。なお、lennyを普通にデスクトップ環境だけインストールするとmakeコマンドがインストールインストールされないので、これも一緒にインストールする。
# aptitude install linux-headers-2.6-686 make
そして、スーパーユーザーにおいて、仮にgccgcc-4.1で動作させるように、少々ハックを行う。
具体的には、
# mkdir ~/bin
# ln -s /usr/bin/gcc-4.1 ~/bin/gcc
を実行する。また、.bashrcにおいて、~/binへのPATHを追加しておく。
例えば、.bashrcに
export PATH=~/bin:$PATH
という行を追加する。
# そして、グラフィカルユーザーインタフェースでインストールしたい場合は、
# $ gksu /VMware-Player-2.5.2-156735.i386.bundle
# を実行する。→この方法では、VMwareホスト用カーネルモジュールがうまく作成されなかった。
コマンドラインで構わない場合はターミナルエミュレータ上で
$ su -
Password: (ここではスーパーユーザーのパスワードを入力する)
# /VMware-Player-2.5.2-156735.i386.bundle
を実行する。
カーネルモジュールができていてもいなくても、VMware Playerのインストーラは正常にインストールが完了したとのたまうので、インストーラの正常終了メッセージは当てにならない。
現時点でのlennyのカーネルバージョンでは、
/lib/modules/2.6.26-2-686/misc
の下にvmblock.o、vmblock.ko、、、などのvmXXX.koとvmXXX.oというモジュールが作成されていれば、カーネルモジュールの作成に成功しており、VMware Playerがちゃんとインストールできていると考えて良い。
リブートして、VMware関連モジュールの起動でエラーが発生しなければOK。
最後に、仮作成したgccシンボリックリンクを削除しておく。
# rm ~/bin/gcc