VMware Server 2.0.1リリース

4月1日くらいから、VMware Serverダウンロードサイトのdocumentsに2.0.1のリリースノートが追加されてたのだが、やっと本体が公開された。基本的にはメンテナンス・リリース。
What's New(新規機能)

  • 新規ゲストOSのサポート

Asianux Server 3.0 Service Pack 1、CentoOS 4.7、CentOS 5.2、
Windows Essential Business Server (EBS) and Small Business Server (SBS) 2008、
Windows Small Business Server 2003 Service Pack 2、Windows XP Service Pack 3、
Windows Vista Service Pack 1
# XP SP3が今までサポートされていなかったことが意外だった。
上記以外は
http://www.vmware.com/support/server2/doc/releasenotes_vmserver201.html
を参照されたし。
# 結構、Known Issues(未解決の問題)がたくさんある。。。
2.0.1からではなく、それ以前から変わっていたのかもしれないけれど、
昔のVMware Serverは8GBとかも含め、大きいサイズの仮想ディスク作成時にハングしたように見えていたのが、Web Interfaceできちんと生成パーセンテージが表示されるようになっていて、個人的には不安だったところが払拭されている。
ubuntu 8.04 LTSデスクトップ日本語Remixed CDをインストールすると、BIOSの起動項目にHypervisorが現れる。I/O性能向上効果がどのくらいあるかどうかは不明だが、とりあえずThinkPad X61(7673-66J、CPUはCore2Duoで型番忘れた)では、そこそこの速度で動いている。VMware Serverはこれまで、Workstation、Playerよりは明らかに遅く、使ったことはないがxenkvmよりも遅いと言われている。擬似仮想化でどこまで速くなっているのかは気になるところ。xenは画面表示がvncなので遅くデスクトップ用途には向かないし、kvmqemuをユーザーインタフェースとして利用しているのでゲストOSの画面を(vncより効率良く)ネットワーク先に飛ばす異ができるかどうかは疑問。。。
Solaris10は10/08からxenゲストに成りうるのでVMI(擬似仮想化)をサポートしているはずなのだが、VMware Server 2.0.1では、まだSolaris10がVMI未サポートと判断されてしまう。
Intel VT/EM64TサポートなCore2Duoを使っているThinkPad X61では、VMware ServerゲストをSolaris10 32bitと設定しても、64bit版Solarisがインストールされてしまう。
ノートパソコンなどで使用するには、VMware ESXiがあまりにもハード(PC/周辺機器共に)を選び過ぎるので、自宅サーバでデスクトップOSをゲストとして仮想化するには現時点で最も手頃なのだが、、、
# Sun VirtualBoxもゲストOS画面をリモートデスクトップで飛ばせるのだが、
# ゲストOSがホストOS上でバックグラウンドで動作するわけではないので
# やはりデスクトップゲストOSの集約にはVMware Server/VMware ESXi Serverが
# 無難だと思う…。